毛周期を理解すれば脱毛がお得になる!?サロンに通う回数を減らす3つのコツと理由
「毎日自分でムダ毛の処理をするのはもう面倒!」と、脱毛サロンに通う人が増えてきています。
ひと昔前とは違って、現在では気軽に行える脱毛ですが、「どのくらい間隔を空ければ良いの?」「脱毛を効果的に行うにはどのくらいの頻度で通えば良いの?」「足と顔の脱毛では空けるべき期間は違うの?」…など、脱毛サロンに通う際に「回数」や「頻度」に悩む人は少なくありません。
そんな悩みを持つあなたに向けて、この記事では、「毛周期」の観点から、脱毛の回数を減らすためのコツや理由についてご紹介します!
正しい頻度を知って、脱毛サロンに通う回数を減らしましょう♪
目次
毛周期とは何? 最短で脱毛するために欠かせない毛のサイクル
毛周期を知ることは、脱毛サロンに通う回数を最低限に抑えるために非常に重要な知識です。
では、毛周期とは何でしょうか?
実は、私たちの体毛は常に一定のサイクルで生え変わっており、抜けては生え、また抜けては生え……を繰り返しています。この、毛が抜けてから新しい毛が生えるまでの一定のサイクルが毛周期です。
更に毛周期は、大きく分けると成長期・退行期・休止期の3段階に分かれます。
この3段階について、以下で更に詳しく説明していきます。
1. 成長期は新しい体毛が生えていく期間
成長期とは、新しい毛が生えて伸びていく期間を指します。細胞分裂が盛んな為に、大きく毛が伸びる期間です。この期間中の体毛は、皮膚の下で育った後で、一定の長さまで皮膚から飛び出して伸びていきます。
また、成長期はさらに、成長期前期・後期に分かれています。
- 前期=毛母細胞がつくられてから分裂が開始するまでの期間
- 後期=細胞分裂が開始してから更に分裂が活性化する期間
これら前期・後期を含めた成長期が、全期間の中で最も脱毛に適している時期と言われています。
成長期の体毛というのは、毛乳頭と呼ばれる毛根の最先部が毛細血管から栄養を取り込むことで、毛を成長させています。この時、同時に体毛を黒くしているメラニン色素も濃くなっていきます。また脱毛とは、基本的にメラニン色素に反応することで行われます。
その為、どんどんメラニン色素が濃くなっていく成長期が、最も脱毛に適した時期となるのです。
ただし、成長期を迎えた体毛は、やがて退行期を迎えます。
2. 退行期は体毛が抜け落ちていく期間
成長期の体毛といっても、いつまでも成長を続けることはありません。細胞分裂を続けることで伸び続けている毛も、やがて細胞分裂が弱まり、成長が止まっていきます。
退行期とは、そうした細胞分裂が弱まることで体毛の成長期が終わり、やがて毛が抜け落ちるまでの期間のことを指しています。この時期は毛乳頭と毛の結束が弱まっており、栄養も取り込みづらくなっているため、自然と毛が抜け落ちていくのです。
また、栄養が届きにくくなるとメラニン色素も生成されにくくなる為、少しずつメラニン色素は薄くなっていきます。これにより、脱毛の効果は薄くなってしまいます。
3. 休止期は体毛が皮膚にとどまっている期間
休止期とは、成長期とは逆に細胞分裂が止まり体毛が皮膚に留まる期間です。
毛乳頭と毛が完全に離れているため、栄養が毛に取り込まれない状況にあります。また、休止期も退行期と同じくメラニン色素が薄くなっています。
体毛はこの3つの期間を繰り返しています。そして、成長期から退行期、そして休止期までの1周にかかる時間が、毛周期なのです。
また、毛周期が1周するまでにかかる時間は、部位ごとによって異なります。短い部位で2か月ほど、長い部位だと、5か月ほどかかる場合もあるんです。
脱毛効果があるのは成長期だけ!
脱毛をする際に知っておかなければいけないのは、成長期・退行期・休止期の3つの期間の内、脱毛が効果的に行えるのは成長期のみということです。
そして、全ての毛が同じタイミングで同時に成長期を迎えているわけではありません。これは、同じ部位であったも同様です。
脱毛サロンやクリニックに複数回通わなければいけないのは、実はここに理由があるんです。
そして、脱毛の期間を短くするためには、脱毛器で光を当てることで体毛にはどのような影響を与えているのか、そして、そのメカニズムは毛周期にどのような影響を与えているのかを理解しておく必要があります。
ここからは、脱毛のメカニズムと毛周期との関係をご紹介します!
脱毛のメカニズムと毛周期サイクルの関係
そもそも脱毛サロンの施術は、レーザーを皮膚に照射して脱毛を行っています。
この際に照射するレーザーは、黒色のメラニン色素探して毛根の細胞を破壊しています。
体毛は細胞分裂が行われることで成長していくので、細胞そのものを破壊してしまえば体毛は生えてこなくなる。これが、脱毛のメカニズムです。
ここで注意が必要なのが、毛周期の期間によって黒色のメラニン色素の濃さが変わるという点です。メラニン色素が濃くなるのは成長期のみで、退行期と休止期は薄くなっている期間。
しかし、レーザーはこの黒色のメラニン色素に反応して細胞を破壊しますから、退行期と休止期の間にレーザーで照射しても、うまく反応せず、効果が薄いんです。そもそも、休止期に関しては体毛が皮膚の下側に留まっているので、照射する毛もありませんよね。
その為、脱毛施術を行う時は成長期を狙ってレーザーを当てる必要があります。
しかし先程も述べたように、毛周期は部位・個人・更には毛穴によっても差があります。脱毛を行う際には、これも理解しておく必要があります。
毛周期を無視するとどうなるの?
私たちの体毛は抜けたり生えたりのサイクルを常に繰り返しており、脱毛をする際には毛が皮膚の表面に出ている必要があります。その為、毛周期を無視して2ヶ月よりも早い間隔で脱毛をしたり、また逆に半年に1回などと頻度を落としたりすると、脱毛の効果が下がってしまいます。
しかし、毛周期を無視して脱毛サロンへ通うと毛が十分に皮膚の表面に出てきていなかったり、長く間隔をあけすぎたことで毛が自然と抜け落ちてしまったりするのです。その結果レーザーを体毛に照射することが出来ず、脱毛の効果が少なくなってしまいます。
脱毛を早く終わらせたいからといって、前回の施術から1ヶ月や1ヶ月半しか間隔をあけずにサロンへ行ってしまうと、毛周期が1周できていない状況となります。そのため、前回脱毛の施術をしたのが成長期だった場合は、脱毛効果の出づらい休止期か退行期の状態で脱毛を受けることになってしまうのです。
部位ごとの毛周期とは?2か月ごとの施術には理由があった!
ここで、部位ごとの毛周期について具体的に紹介します。
部位 | 毛周期 | 成長期の毛の割合 |
---|---|---|
顔 | 2ヶ月前後 | 20% |
足 | 3ヶ月〜5ヶ月前後 | 20% |
腕 | 3ヶ月〜5ヶ月前後 | 20% |
VIO | 3ヶ月前後 | 30% |
脇 | 3ヶ月前後 | 30% |
背中 | 2ヶ月前後 | 20% |
お腹 | 2ヶ月前後 | 20% |
このように、部位によって毛周期も、成長期に表面に出ている毛の割合も異なるため、完璧なタイミングで確実に成長期を狙うことはとても難しいのが現実です。
また、成長期の毛も20~30%ですから、100%にするためには4~5回かかってしまいます。さらに言えば、1回脱毛したからと言って、成長期にある20~30%の毛の全てを完全にアプローチできるとは限りません。
仮に、同一の成長期に対して2回の脱毛を行う必要がある場合は、単純に、2倍の8~10回も脱毛を行う必要があるんです。
脱毛サロンで12回コースといった長期のプランを用意しているのは、このためです。
一度の処置でできる脱毛の量を減らさないための3つのコツとは?
脱毛サロンで脱毛をしようとすると、2~3年かかってしまうのが常。でも、それは大変ですよね?それでは、どうしたら良いのでしょうか?ここで意識すべきポイントは、二つあります。
それは、一回の処置でできる脱毛の量を減らさないことと適切な脱毛器を選ぶことです。
そもそも、一回の脱毛で減らせる毛の量には限りがあります。これは身体の仕組みなので、20~30%しかない成長期の量をいきなり50~60%にすることはできないんです。
逆に、20%程度ある成長期の毛に対して、10%しか脱毛ができなかったということはあります。逆に言えば、この20%をしっかりと脱毛しきれば、脱毛の回数は減らせるのです。
そして、脱毛の回数が増えてしまうのは、意外と20%ある成長期の毛を脱毛しきれなかったことによって起きていることも少なくないんです。
では、脱毛しきれていない理由はどこにあるのでしょうか?その対策を含めてご紹介します。
1. 脱毛中は肌が日焼けしないように注意する
ほとんどの脱毛器は、メラニン色素に反応して脱毛を行っています。ですが、日焼けした肌で脱毛器の照射を受けてしまうと、肌に含まれているメラニン色素に反応して脱毛器のレーザーが照射を行ってしまいます。
そして、日焼けしてメラニン色素を含む肌にもレーザーが反応した場合、実は火傷をするリスクが非常に高くなってしまうんです。その為、脱毛サロンや脱毛クリニックでは、日焼けをしてしまうと脱毛を断られることもあるんです。
そうなると、そのタイミングで成長期を迎えていた毛がまるごと脱毛できなくなってしまいますよね?これは非常にもったいないことです。
そのため、脱毛を行っている間は、いつも以上に日焼けをしないようにケアすることが大切なんです。
2. ムダ毛の自己処理に毛抜きを使わない
体毛は毛乳頭を通して栄養を取り入れて成長しています。しかし、体毛を抜く際に毛抜きを使用すると、毛乳頭を引きちぎってしまうことになります。
そして、その結果として毛周期を狂わせてしまうことに繋がってしまうんです。これも、脱毛できたはずの成長期を迎えていた毛がなくなってしまうことを意味します。
そうでなくても、毛抜きで脱毛を行うのは肌へのダメージが大きいため、リスクが高いもの。その為、サロンに通っている最中に自分でムダ毛の処理を行う際は、毛抜きではなくシェーバーを使用することが大切なんですよ!
3. 脱毛前日もしくは当日に自己処理をしてしまう
自己処理のタイミングも、脱毛効果を落とさないために大切なことです。
多くのサロンでは、脱毛の2~3日前にシェーバーなどで処理しておくことを推奨しています。これは、完全に剃ってしまった毛では脱毛器が認識できる黒メラニン色素が物理的に少なくなってしまうためです。
効率的に脱毛するためには、少しくらい毛が伸びていた方がいいんです。ですから、2~3日前の処理は守った方がいいんですよ!
ちょっとくらい伸びている分には問題ないので、当日になってシェーバーで剃る、というのは避けましょう。
>>脱毛の事前準備で、絶対に破ってはいけない10個のルールとは!?
脱毛期間を抑える脱毛器・脱毛方法とは?
脱毛の回数や期間を短くするためには、自分の努力でできること以外にも、脱毛器のスペック自体を変えるという方法があります。
最近は脱毛の人気が高まり、技術も向上しているので、優れた性能を持つ脱毛器が増えてきました。そのため、よりよい脱毛器を選ぶという方法もあるんです。
脱毛サロンやクリニックでは、公式サイトでどの脱毛器を使っているか紹介している場合がありますし、施術前には必ずカウンセリングが行われますから、その時に聞くこともできます。
その為、事前にどのような脱毛器がいいのかを知っておくといいんですよ!
それでは、実際に具体的な脱毛器をご紹介します。
SHR脱毛器を使っている脱毛サロンを選ぶ
脱毛サロンで脱毛する場合は、基本的に肌に特殊な光を当てる光脱毛で行われることになります。そして、光脱毛にも複数の脱毛方法があります。具体的には、以下のような種類です。
- IPL脱毛器
- SSC脱毛器
- ハイパースキン脱毛
- SHR脱毛
この内、回数を少なくするためにおすすめなのがSHR脱毛です。SHR脱毛は比較的新しく開発された脱毛方法で、毛包と呼ばれる、毛を育てるための根幹部分に影響を与えます。
また、あるかわからないメラニン色素を探してピンポイントに照射するわけではなく、確実に存在する毛包に対して照射を行うので、毛周期に関わらず脱毛が可能なんです。
その為、2か月近く待つ必要が無く、サクサクと脱毛を進めて短期間で終わらせることができるですよ!
脱毛の期間を早く終わらせられるSHR脱毛を取り入れているのは脱毛サロンと言えば、ストラッシュが有名です。ストラッシュは全国各地に拠点を設けている為、どこに住んでいても通いやすいのが嬉しいところ。
さらに、顔やVIOゾーンも含んだ全身脱毛なら月7,980円、部分脱毛はSパーツが1回2,667円、Lパーツは一回5,335円で脱毛が可能です。
特に全身脱毛は、他のサロンよりも短期間で終わらせられますから、コストパフォーマンスがいいんですよ!
オトクなキャンペーンもありますから、まずは最寄りのスラッシュを探すことから始めてみてはいかがでしょうか?
効果の高い医療レーザーで脱毛を行う
少ない回数でより素早く脱毛を終わらせたいのであれば、脱毛サロンよりもクリニックでの脱毛がおすすめです。
クリニックであれば、出力が高い医療レーザーを使って脱毛できるんです。その為、マシンのスペックが明確に上です。
また、医療脱毛は免許を持った医師が脱毛を行いますから、安全性が高いのも嬉しいポイント。
その分、単月で見ると少し値段が高くなることもありますが、期間が短いので、結果的に脱毛サロンと同程度の値段で落ち着くことも少なくありません。
医療脱毛でおすすめのクリニックは、湘南美容外科クリニックです。脱毛できる部位が細かく分かれているだけでなく、全国80拠点もある為、医療脱毛の中でも特に通いやすいクリニックです。ぜひ、チェックしてみてくださいね
まとめ:毛周期を正しく理解して最短で脱毛を完了しよう
いかがでしたか?今回は、脱毛施術を行う際の毛周期の重要さと、毛周期の目安、サロンに通う頻度について、そして脱毛施術中に注意する3つのポイントを説明してきました。
毛周期は人それぞれで異なりますが、最低2ヶ月は間隔を空けること、そして部位ごとに毛周期は異なるので、1ヶ所だけ施術を行いたい場合はその部位の毛周期に合わせて脱毛を行うこと。
さらに、脱毛施術を行っている期間中は日焼けや毛抜きの使用をさけること。
これらを参考にして、脱毛サロンに通う回数を減らしながら、脱毛効果に満足できる脱毛を心がけましょう。
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