【ラクして綺麗なわけが無い】男ウケ肌は地獄の果てで手に入る@マドカ・ジャスミン
2018年8月から2019年5月の九ヶ月間、私は少なくとも一ヶ月に一回は光脱毛へと通っていた。
「え?やめちゃったの?効果無いの?」といった声も聞こえてきそうだが、やめた訳ではなく通っていたエステが脱毛事業から撤退した為であり、現在は脱毛難民である。次は医療脱毛にしようかしら…。
そんな独り言はさておき、脱毛へ通っていた期間で気づいたことがある。
世の中の男性、脱毛の真実を全然知らなくない???
目次
男性は言う。「やっぱりスベスベ肌な女子がいいよねwww」と。←ちょっと待て。
男性に好きな女性のタイプを聞くと、「石原さとみ!」「佐々木希!」などの的外れな回答をされるが、具体的かつ現実的に内容を求めると、「色白」「肌が綺麗」「おっぱいが大きい」が羅列されがちだ。
彼女がいる友達からも、「彼女の下の毛が…」「顔は可愛いけど肌荒れが…」という相談をされた経験も無きにしも非ず。
それ程までに『肌』は大事な要素であることは分かったが、敢えて言おう。
あんたらが言うようなスベスベ肌は簡単には手に入らないんだよコノヤロー!!!!!!
お金も掛かる。そして、痛い。やっぱり痛い。
簡単じゃない理由は、主に二つ。お金と時間、そして、何よりも痛み。
脱毛の種類にもよるが、私が通っていた光脱毛はパーツ毎に約5,000~15,000円ぐらい掛かる。
そして、脱毛をするとなると一箇所だけやってもあまり意味が無い。だって、二の腕だけやって、ひじ下をやらないとかおかしいじゃない!
そうやってどんどん施術箇所を増やしていくと…お会計でとんでもない額を叩き出されたりもする。
綺麗はタダじゃない。綺麗には何人もの諭吉が必要不可欠なのだ。だがしかし、お金よりも何よりも、身体的苦痛の方がしんどい。本当にしんどい。
私の場合、ただでさえ長時間同じような体勢でいるのも落ち着かないのに、その状況で痛みも感じなければいけないとなると涙が出てくる。特に冬。
脱毛を行う部屋は基本的に暖かくは無く、さらに脱毛用のつっめたーいジェルを散布なんてされた日には身も心も凍りついてもおかしくない。そして、痛い。二重苦三重苦どころの騒ぎじゃないぞ。
人は寝不足状態だと痛みを感じやすくなる。
脱毛の施術回数を重ねていけば、段々と毛が薄くなっていき、それと比例して痛みも和らいでくる。
顔、脇や手指、二の腕、お腹、太ももに至っては、「え?脱毛してるの?」ぐらい何も感じなくなるのが早かった。
しかし、毛が濃かったり、密集していたり、骨が近かったりする箇所は回数を重ねても痛みはあまり変わらない。失恋とは違い、時が痛みを癒してくれることは無いらしい。
さらに、カリフォルニア大学の研究結果によって、痛みを感じやすくなると明らかになっている寝不足状態(一説によれば、原因不明の頭痛や腰痛もこれが理由だとか)で施術されようものなら、まあ、あれですよ、拷問。それはもう凄まじい拷問。
綺麗になりたいと思うのは罪なのでしょうか!ねえ神様!
寝不足+Vゾーン脱毛=Welcome to 地獄 ☆
拷問と書きましたが、毛が濃くて、密集していて、骨が近いハイジニーナ脱毛のVゾーン(別名:地獄のトライアングル)に差し掛かろうものならば、それはもう地獄送りです。
挨拶代わりに閻魔様をダッシュでぶん殴って、ラリアットをしたくなるぐらいの痛み。それでも足りない。
とにかくボッコボコにして、罵倒しても心が落ち着かないから、現世に引きずり出し、銀座でとてつもなく高価な回らないお寿司を三日三晩奢ってもらって、やっと平静さを取り戻せるかもしれないレベル。
何ならもう、いっそ息の根を止めてくれた方がラクなんじゃないの?なんて愚考が頭を過ったことも実際にある。施術室で叫べたならいいけど、叫べもしないから、耐えるしかないのだ。
スベスベ肌を手に入れる為、女子たちは今日もどこかで拷問のような痛みと戦っているのだ。
拷問やら、地獄送りやら、物騒な表現を用いられるような痛みを伴おうとも、私たち女子はそれでも脱毛へと通う。
その後ろ姿は、戦場へと赴く戦士の如く勇ましい。痛みと戦う理由は、高い美意識、彼氏や好きな人の為、コンプレックスの解消…と、人それぞれだ。
共通しているのは、ネガティブな感情ではなく、「綺麗になりたい!」という超ポジティブな感情。そりゃあ、脱毛へ向かう道中は色々思うこともありますよ。
「面倒くさい」「行きたくない」「なんで時間を割かないといけないんだろう」「お金の工面をどうしよう」「あと何回通えばいいんだろう」
それでも、向かうのは心の奥底に「スベスベ肌になる!!!!!!」「ムダ毛処理とお別れしたい!!!!!!!!!!!!」「男性ウケを良くする!!!!!!!!!!!!!」などのキラキラした気持ちだから。
「女性の方が痛みに強い」と言うのなら、試せばいいよホトトギス。
こう綴ってみても、中には「女は痛みに強いから大丈夫だろ!」と言っちゃうそこのダメンズ。
確かに人の気持ちを理解するのは容易くは無い。想像だけだと限度もある。なら、You!脱毛してみなよ!
経験してみたら、分かるはず。戦士たちの痛みを。そうしなくとも、お金を作り、時間を作り、痛みに耐えるというのは並大抵の意志では出来ないと思わないかい?
だって、一つの要素にでも躊躇してしまったら、継続して通わないもの。脱毛に通い続けている女子は、みんな強い意志を持っているスーパーレディなんだと知っておくべきだ。
美肌とは、一日にして成らず。というか、努力の賜物。
脱毛にしろ、肌のケアにしろ、一日で急激に綺麗になることは全く以て有り得ない。
スベスベ肌を持つそこの女子は、きっと…いや絶対に日々努力をし続けているのだ。お金も、時間も、痛みも、色々なものを捧げた結果こそがスベスベ肌。まさに選ばれし者が持つ称号である。
ちなみに脱毛をしていると、日焼けはご法度中のご法度。いくら紫外線が強いシーズンをずらしていようが関係無い。
脱毛とUVケアはワンセットと言っても、過言では無いだろう。特別なケアは、毎日のケアの上でこそ成り立つのです…。
まとめ:お金と時間と痛みに耐えている女子達をリスペクトしよう
スベスベ肌は、お金と時間と痛みによって手に入る。これを知って、周りの女子たちを見てみてほしい。
すごく頑張ってない?というか、高確率で脱毛へ通ってない?女子の美意識の基準値が高すぎじゃない?
…つまりはそういうこと。
『脱毛が当たり前』になっている現代とそれに準ずる女子たちに感謝を込め、リスペクトしてあげて下さい。
心の中でそう思っていれば、自然と表情や言葉にも現れるものです。そんな男性が世の中に溢れたら、女子たちはもっと頑張る…かもしれない?!
あと、男性もぜひ脱毛へと足を運んでみてほしい。きっと、その仕上がりに感動を覚えるはず。カップルなら、脱毛デートもありかもしれない。
彼氏や旦那さんと脱毛へ通うなんて…素敵すぎる!!!お互いリラックスが出来て、痛みも和らぐかもしれないし、これぞ一石二鳥。いや、三鳥。
この夏、マドジャスは脱毛デートを推していきます…!(何なら、私がやりたい)
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